「現代的なドキュメントでもあり、風刺映画のようでもある」

昨年9月以来のAin Figreminの最新音源。当時からはメンバーチェンジも経て、心機一転、ここから新たにスタートするかのような躍動感のある一枚。シニカルにロマンチスト的視点で描写する世界観は、現代的なドキュメントでもあり、風刺映画のようでもある。結局それはミュージシャンとしてのスキルによってのみ成立するクオリティを伴っているからであって、単なる安っぽい衝動と使いやすいアイテムなどに頼らない彼らの個々のキャリアとバンドしての呼吸がしっかりとベースにある事を感じられる。シンプルでありながら個々のキャラクターが際立つスタイルになり、彼らの個性がダイレクトに届くのだ。

2012.12 Release





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